武豊とは
日本中央競馬会の騎手。通算4000勝を超えるJRA歴代最多勝記録など、様々な記録を保持している名騎手。
名言一覧
負けたらどうしようではなく、勝ったらどうしようとだけ考える。そして、他人の期待より、自分自身に対する期待を大切にする。
自分の技術だけじゃどうにもならない。走るのは、だって、意志の通じない馬のほう。だからこそ、楽しい。
(ディープインパクトを相手にするならどの馬にのる?)
サイレンススズカかなぁ
競馬は結果がすべて。結果を競っているんであって、努力を競っているわけではない。
日本でトップになっても、それは「日本一」でしかない。
あとのことを考えて乗っている人は、ボクを含めてほとんどいないと思います。ジョッキーって、そういう人種なんじゃないかなあ。
成功したらどうしようとは考えていますが、失敗することは全然考えてないです。
もっと上に行こう、という欲を失ったら終わり。努力とか根性とかよりも欲ですよ。
ここで勝てば何連覇だ、とかやっぱり考えます。でも、そうやって自分に期待することは、決してマイナスにはならない。
負けは負け。その圧倒的に多い負けをムダにしないで教訓にできる人が、他の人よりもちょっと勝てるんじゃないかな。
雑音を消す方法はたったひとつ、レースで勝つしかない。
大一番の前は、緊張するし、ドキドキしますけど、ぼくは、そのドキドキが大好きなんです。これがなくなったら寂しいだろうな、と思う。
ぼくの仕事は、勝って褒められるか、負けてブーブー言われるかのどっちかでしょう。始める前に、結果が出たあとのことをとやかく考えたって仕方がないじゃないですか。ぼくは、考えなくてもいいことは、ホントにぜんぜん考えない。単純なんですよ。
どんなに経験を積み重ねて、似た場面を分類できたとしても、正解はその都度違うんですから。ただ、選択肢のなかに、正解が含まれている率は経験によって高まるんだと思います。
悔いが残るのは、自分の考えで乗れなかったときです。他人の考えに耳を傾けるのは大事で、『ホントだ。あの人の言ってた通りだ』ということもありますが、自分とは違う考えだったのに安易に影響されてうまくいかなかったときなんか、「ああ。。。」という気持ちになってしまいます
自信がない時は絶対にいい結果は出ませんね。僕は自己暗示ではないですが、たいていは勝てるつもりで乗っています。
僕を誰だと思っているんですか?
昨日のボクより上手に乗れるようになっていたい。
勝利の方程式をつかんだ?道を究めた?そんなこと、思ったこともない。デビュー以来3500勝したけれど、出走回数は1万7000回以上。勝率にしたら2割に満たない。負けた数のほうがはるかに多い。
実戦を1万回経験したときに、いままでは見えなかったものがきっと見えてくる気がするんです。
特別なレースという部分に関しては、ここで初めて何かを試すようなことがあってはいけないと思います。
自分で決めることをどんどん減らしているんですよ。そのほうが楽だから。
考えてみると、レース中はその場その場で瞬間の判断を求められているのに、「どうしようかな」なんて迷ったことなんてないような気がします。実際、迷っている暇もなく馬は走っているし、レースは容赦なく動いていますからね。
あそこでこうすればよかった、と思うことも当然あります。というか、そんなことばっかりかな。
僕らジョッキーにできることは「今度のレースだけは絶対に見に行きたい」と思わせるような競馬を続ける、ということです
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